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ノーベル賞梶田博士カミオカンデの次はKAGRA

      2016/09/18

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2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田博士。
でもこれで梶田博士の研究が終わったわけではありません。
まだまだ研究の半ばなのです。

では梶田博士は次は何をしようとしているのでしょうか?
新しく建設中の実験施設とあわせてご紹介したいと思います。

もしかすると、2度目のノーベル賞受賞なんてこともあるかもしれませんね。

梶田博士の2015年ノーベル物理学賞受賞内容


重力波

まず、梶田博士のノーベル物理学賞受賞理由ですが、

ニュートリノ振動を観測し、素粒子ニュートリノに質量があることを発見

したことによるものです。

この研究成果は岐阜県にあるスーパーカミオカンデという実験施設を使って得られたものです。
地球上に絶え間なく降り注ぐ素粒子ニュートリノはあらゆるものをすり抜けるほど小さいものです。
この小さいニュートリノが実験施設内にはられた水とたまにぶつかり光を発します。
この発する光を捉えることで、どの方向からどれくらいニュートリノが降り注いでくるのかがわかるような仕組みになっています。

ただし、スーパーカミオカンデが観測できるニュートリノは全3種類中2種類のみです。

このスーパーカミオカンデを使い、地表側から降り注いでくるニュートリノよりも地球の裏側からやってくるニュートリノの方が少ないことがわかりました。
スーパーカミオカンデは3種類中2種類のニュートリノしか観測できませんので、観測できる種類のニュートリノと観測できない種類のニュートリノに変身(振動)がおこると結論づけることができたのです。

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梶田博士の次の狙いは重力波


さて、ノーベル賞を受賞した梶田博士が次に狙っているものは何なのでしょうか?
アインシュタインが予言したものの、まだ誰も観測したことのない”重力波”の観測を梶田博士はやろうとしています。

これを観測するための施設はスーパーカミオカンデと同じく岐阜県に作られたKAGRAです。
2本の直交する同長の管が、重力波の影響で管長に差異が生じることを、光波の打ち消し合い具合で調べるというものです。

世界には同様の施設がいくつか作られています。
KAGRAが世界で最も早く成功してほしいと日本人としては嬉しいですね。

世界には同様の施設がありますと書きましたが、ライバルであると同時に協力し合う関係でもあるようです。
複数施設で重力波を観測することで、どの方向から重力波がきたかわかるからです。
これにより、どこでブラックホールができたかなどがわかることになります。

宇宙のどこにブラックホールがあるのか、正確にわかる日が来るのでしょうか?
梶田博士の今後の研究成果にも期待です。

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 - 科学

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