金縛りの原因は？

2015/08/05

体を動かすことが困難になる怖い金縛りですが実はオカルト的なものではなく、睡眠障害の1つであるといわれています。

しかし、そうはいっても金縛りとは心霊現象の１つという意見もあります。
女の人の声が聞こえた、自分以外は誰も居ないはずの部屋に誰かいる気がする
実際に幽霊が見ええたという経験を金縛り中にした方もいるそうです。
そこで、金縛りは心霊現象なのかどうか、金縛りになる原因について調べてみました。

金縛りの原因を調べてみました

寝ている時に金縛りにかかってしまうのにはれっきとした理由がありました。
まず、金縛りになる多くの人が当てはまるのが、睡眠麻痺という状態を起こしているのです。
睡眠麻痺とは、体は疲労などで力が抜けているにもかかわらず、脳は目が覚めている状態になっている事です。
つまりいつもよりも仕事を頑張って疲労が蓄積した状態にある人や、
その日だけ寝具が違うなど、寝る環境が変わった場合に金縛りになりやすいのです。

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の２つがあります。
レム睡眠は浅い眠り、かつ脳が活発に動いている状態です。
ノンレム睡眠とは逆に深い眠りに落ちており、脳や体がリラックスした状態です。
レム睡眠になると寝ている時に脳が動いているので、夢を見やすいのです。金縛りにかかってしまうのもこのレム睡眠の時です。

そして、金縛りになった人の中には実際に幽霊を見たという人もいるかもしれません。
その理由も説明が出来ます。
通常であれば眠って30分から1時間ほどでノンレム睡眠に入り、１～2時間後にレム睡眠になります。
しかし、体に疲労が蓄積している、精神的ストレスに悩まされている時は
眠った直後にレム睡眠の状態になる場合があります。これは入眠時レム睡眠と言われています。
この入眠時レム睡眠期にあるときは幻覚、幻聴の症状が起こりやすいという事が実験を行い科学的に確認されています。
つまり、耳鳴り、幽霊が見えた、という現象も幻覚、幻聴症状の１つです。

金縛りにの原因まとめ

金縛りとは睡眠障害の1つです。
疲れが溜まっていて、寝る前に脳が興奮状態になっている人が金縛りになりやすい、
また、実際に、見えたとしても幽霊がいるわけではなく、その正体は入眠レム睡眠時に起こる幻覚だったのです。
金縛りにならないためには、体が疲れているにもかかわらず、寝る前には怪談の載った本を読んだりしてはいけません。
寝る直前に脳が興奮するような事をせず、落ち着いて入眠しましょう。

- 健康