金魚の意味や誕生の経緯
2016/09/18
縁日などで金魚すくいをしたことがある方は多いでしょう。
赤くて小さな金魚はとてもカワイイですし、ペットとして飼ったことがある方も多いのではないでしょうか。
日本人には比較的なじみの深い魚でもある金魚ですが、ここでは金魚が作られた由来や意味などについて調べてみましたからご紹介しましょう。
金魚の持つ意味とは?
さまざまなデザインのモチーフに用いられることも多い金魚。
特に女性が着る浴衣のデザインに金魚が用いられることは多いですよね。
浴衣に用いられる金魚のデザインの場合、金運上昇や多産祈願の意味があると言われています。
中国語の金余と発音が同じということからお金が余るほど儲かる、ということで縁起が良いとされています。
また、金魚はたくさんの卵を産むということから子宝に恵まれる、という意味もあるみたいですね。
女性用の浴衣に金魚がデザインされていることは多いですが、実はこうした意味があったのです。
誕生した経緯
金魚はもともとフナの突然変異によって誕生した魚です。
人為的に交配を行い、観賞用の魚として生まれてきたのが金魚ということです。
日本で作られたのではなく、原産は中国となりますが現在では日本をはじめ世界の各国で観賞魚として高い人気を誇っています。
意外と歴史は古く、日本には室町時代に中国から伝わってきました。また、鎌倉時代から既に金魚の存在自体は知られていたと言われています。
江戸時代に入ると繁殖技術も普及し、江戸中期には金魚すくいなども見られるようになりました。
色が持つ意味について
誰もが一度は考えたことがあるかもしれませんが、なぜ金色でもないのに金魚と呼ぶのでしょうか?
これにはさまざまな諸説があり、富裕層しか入手できない高級魚だったからとか、黄金に匹敵する価値があった、うろこが金色に輝いたからという説まであります。
金魚の色は赤や黒が一般的ですが、風水において赤は幸運を引き寄せると言われていますし、黒は邪気を吸い取ってくれると言われています。
そのため、金魚は飼い主の災いを吸収して身代りになってくれるとも言われているのです。
まとめ
金魚の作られた経緯や意味についてご紹介しましたが、そんなに古くから存在していた魚だったとは驚きですね。しかも、古くは富裕層しか飼うことのできない高級魚だったというのも驚きです。
こういう意味があると知ってしまうと、これからお祭りや縁日などで金魚を見かけたときにも見る目が変わってしまいますね。
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