ハトが平和の象徴と呼ばれるのは何故か
2016/09/18
ハトは平和のシンボルと呼ばれる存在です。
そして、平和のシンボルとして用いられている存在でもあります。
これは昔から言われていることですが、どうしてそのように言われているのでしょうか。
人間の心像としてハトが相応しいとされていますが、場所によっては牛や豚が平和と結びつきがあるところがあるくらいです。
スポンサードリンク
ハトと平和の結びつき

旧約聖書に書かれているノアの方舟のお話についてお聞きになったことがある方は多いのではないでしょうか?
ハトと平和の結びつきは、そのノアの方舟の話に由来するのです。
紀元前2,370年、大洪水を避けるために、ノアは方舟を建造します。
それはとても大きな木造建造物であり、文字通り方舟と呼ぶに相応しい存在でした。
方舟の完成と共に、動物たちをつがいで2匹ずつ入れて、1年間分の食料を収納しています。
大雨が降り続き、大地を覆い尽くしたのち、ノアはどの程度水が地表から引いているのかを知るために、1羽のハトを放しています。
ですが、その時にはハトは地表から水がひいているのを確認できませんでした。
後にノアは再びハトを放したのですが、その時にハトはオリーブの葉をくわえて帰ってきました。
このことにより、ついに水が地表から引いたことを知ったわけです。
ハトがくわえて帰ってきたオリーブの葉を見て、ノアは陸地に下船できる希望を持つことになるわけです。
こうしたことから、ハト(とオリーブ)は平和の象徴として世界各地にて平和に生活できる希望を与えるシンボルとなったわけです。
現在ではハトは平和のほかにも希望、真実、真理、知恵、英知、復活、再生、純朴、正直などと言った様々なものの象徴として使われています。
スポンサードリンク
まとめ
ハトは公園などに行くとたくさんいるものです。
中には人の餌付けに慣れているものもいて、何もしなくても近寄ってくる、またはあまり逃げないものもいて、とてもかわいいものです。
そんな身近なハトが平和の象徴とされるようになったのは、ノアの大洪水という古の大事件で人間に「世界に平穏が訪れた」ことを知らせてくれ、希望を与えてくれたからだったのですね。
これまでハトがやって来たら、家がフンで汚れるといったことを言っている人も、もしかしたらこれからちょっとハトをかわいがってあげるのもいいかもしれませんね。
スポンサードリンク
関連記事
-
カメムシは自分の臭いで気絶する
カメムシの臭いって強烈ですよね。 先日、自分はカメムシを意図せず触ってしまい、手 …
-
喫茶店とカフェの違い
皆さんは「喫茶店」と「カフェ」の違いで迷ったことはありませんか? なんとなくのイ …
-
金太郎は足柄出身?由来・伝説は?
スポンサードリンク 皆さんは「金太郎」をご存じでしょうか? 「当たり前だ!」と言 …
-
秋分の日とは
秋分の日は一般的に良く知られている祝日ですが、これは違う日もあるというのはご存知 …
-
打ち上げ花火の種類名前 割物・ぽか物・半割物
スポンサーリンク 打ち上げ花火を見に行くと、実にいろいろな種類の花火で私達を楽し …
-
塩大福とは
塩大福の歴史 塩大福というのは、元々江戸時代の初期に、でてきたうずら持ちを177 …
-
すき焼き関東と関西の違い
スポンサーリンク 冬になるとよく食べるすき焼きですが、関東と関西では味付けと調理 …
-
赤坂日枝神社は狛犬ではなく何故猿?
スポンサーリンク 東京の赤坂にある日枝神社は商売繁盛、社運隆昌、安産、縁結び等で …
-
松葉ガニと越前ガニの違い
日本でもかにはいろいろと食べられていますが、その中でもズワイガニは場所によって呼 …
-
民泊とは?トラブルや問題点も
スポンサーリンク 近年、宿泊施設の不足に伴い、民泊が規制緩和される動きになってき …