秋分の日とは
2016/09/18
秋分の日は一般的に良く知られている祝日ですが、これは違う日もあるというのはご存知でしょうか。
毎年同じ日というわけではなく、違う日もあるのです。
実は、これは秋分の日の他には春分の日にしかないことなのです。
一般的に見ても、そこまで深く知られているようなことではありません。
スポンサードリンク
秋分の日と暦

秋分の日は、国立天文台が作成している小冊子である暦象年表というものによって決定されるのですが、大体の場合が9月22日もしくは9月23日となっています。
この日は連休と絡んでくることも多いです。
この秋分とは何を指しているのかということですが、24節気の16番目のことをいいます。
24節気というのは、太陽が見える位置によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付けたものです。
スポンサードリンク
秋分の日の意味
では、秋分の日の意味についてですが、祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日というものです。
このことが正式に制定されたのは、1948年に祝日法が制定されてからです。
元々秋分の日は、祖先を祭る日として一般に広まったところがあります。
古来から農村部においては、お彼岸も大体同じような経緯の日となっています。
秋分の日までは昼の時間の方が長いですが、この日を境として夜の時間が長くなってくるため、過ごしやすくなってくるところが特徴的です。
なぜ昼の方が長いのかについては、秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むことから、昼と夜の長さが同じと言われているのですが、太陽の上端が地平線と一致した時刻を日の出、または日没と定めているため、必然的に昼の方が長くなるのです。
では、秋分の日はどうして祝日なのか、ということについてです。
そもそも、春分の日と秋分の日は祝日ですが、夏と冬にはありません。
それについては、皇霊祭が関係しており、秋分の日はこれにあたるものとして祝日に設定されたということなのです。
まとめ
秋分の日が単に祝日ということを知っている人はとても多いでしょうが、どうして祝日なのか、そもそも秋分の日とはどういうものなのかを見たときにはこうした理由があるのです。
中でも、祖先を供養する行事からのつながりがあると言うことを知っている人はなかなかいないのではないでしょうか。
祝日だからと単純に喜ぶのもいいかもしれませんが、お彼岸の時期と被るところもありますから、先祖をしっかりと祭ることを改めて考えるのもいいのかもしれませんね。
こうした文化があって、今の祝日があると言うことです。
スポンサードリンク
関連記事
-
金魚の意味や誕生の経緯
縁日などで金魚すくいをしたことがある方は多いでしょう。 赤くて小さな金魚はとても …
-
台風とハリケーンの違いとは?
日本における夏の風物詩と言えば花火が代表的ですが、この時期に必ずと言って良いほど …
-
スモモとプラムの違いについて
甘くてジューシーな味わいが人気のスモモやプラムですが、そもそもスモモとプラムって …
-
ウナギ価格上昇何故?ウナギの減少理由と完全養殖
ウナギの価格が年々上昇してきています。 私のようなウナギ好きの人間にとっては、今 …
-
狐の嫁入り
皆さんは「狐の嫁入り」をご存じでしょうか? これは、日本の田舎などに言い伝えられ …
-
松葉ガニと越前ガニの違い
日本でもかにはいろいろと食べられていますが、その中でもズワイガニは場所によって呼 …
-
ハトが平和の象徴と呼ばれるのは何故か
ハトは平和のシンボルと呼ばれる存在です。 そして、平和のシンボルとして用いられて …
-
湯葉の作り方
皆さんは湯葉はお好きでしょうか? 湯葉は、ご存じの方も多いと思いますが、豆乳を温 …
-
ラグビー日本代表に外国人がなれる条件
スポンサードリンク ラグビー日本代表には多くの外国人選手が選出されています。 2 …
-
境内という言葉が持つ意味とは
子供のころには良く神社やお寺などに遊びに行った人も多いと思います。 その時、何も …
- PREV
- 末広がりの意味あれこれ。何故、八?
- NEXT
- ノリと接着剤は何が違うのか