喫茶店とカフェの違い
2016/09/18
皆さんは「喫茶店」と「カフェ」の違いで迷ったことはありませんか?
なんとなくのイメージとしては、どちらも軽食を食べるところ、ドリンクやスイーツがやや多くあり、食事に関しては、独創的とは反対の定番の料理がいくつかメニューにならんでいる、といったところでしょうか。
では、実際、この二つの言葉は具体的にどのようなお店に用いられるのか、決まりなどがあるのか調べてみたいと思います。
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歴史
まず、歴史をたどってみますと、初めて日本にオープンした本格的な喫茶店は、上野の「可否茶館(かひちゃかん)」というところらしいです。
可否は外国のカフェをもじったものですので、はじめて「喫茶店」ができた時に「カフェ」という言葉も存在していたことになります。
「喫茶店」の「喫」は飲むという意味で、「お茶を飲む店」という意味になります。
「カフェ」は外国が発祥で、フランス語の「コーヒー」という意味から派生し、「コーヒーを飲むお店」として使われるようになりました。
初めて日本に喫茶店ができた後、日本でも外国で使われている「カフェ」という名で、お店が次々とオープンしていき、喫茶店だけでなくカフェも日本に浸透していったんです。
当時、この時は戦前ですが、法律などによる明確な区分はなく、「喫茶店」と「カフェ」どちらか好きな名前でお店をだし、サービスも自由に多様化していきました。
コーヒーを飲むことをメインとしつつも様々な洋食メニューをだしたり、食事以外では、ビリヤードなどの娯楽を加えたり、会員制にしたり、美人な女性が接客するサービスを導入したり、していったのです。
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喫茶店とカフェの違い
現在では、「喫茶店」と「カフェ」は法律により明確に区分されています。
「飲食店営業」に関する法律があることは皆さんご存知かと思いますが、「カフェ」は飲食店であり、飲食店営業に関する法律が適用されます。
一方で、喫茶店は、「飲食店」ではなく「喫茶店」であり、「喫茶店営業」に関する法律が適用されるんです。
ここが一番大きな違いであり、法律の中身に関しては、「飲食店営業」は、アルコールを扱ってもよい、つまりお酒を出すことができるのに対し、「喫茶店営業」ではそれが禁止されているため、お酒を出すことができません。
まとめ
実際、私たちがそのようなお店に行く場合、喫茶店にするのか、カフェにするのかは特に気にしませんよね。
そもそもお店の名称から、法的にどちらが適用されているかなんてわかりませんし。
ただ、このような雑学はメイド喫茶なんかで女の子に話すとモテるかもしれませんね。
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