湯葉の作り方
2016/09/18
皆さんは湯葉はお好きでしょうか?
湯葉は、ご存じの方も多いと思いますが、豆乳を温めて表面にできた皮をすくったものです。牛乳にも膜ができる現象がありますが、それと同じですね。
豆乳は、大豆を粉状にまでして水を加えた飲み物。
大豆は良質なタンパク質、イソフラボンなどが含まれているのでとても健康に良いです。
これらのことから、人気があり、様々な方法で食されている湯葉ですが、その作り方について説明したいと思います。
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生湯葉湯葉の作り方
湯葉のつくり方なんて、豆乳を温めて上の膜を救い上げればいいだけじゃないか。
と思われる方もいるかと思います。
確かに基本はそうなのですが、湯葉にはまず「生湯葉」と「乾燥湯葉」があります。
「生湯葉」は名前の通り、すくった湯葉をそのまま食べる湯葉なのですが、すくい方に違いがあるのです。
一本の箸や串ですくい上げ、シート上になったものを「引き上げ湯葉」と言います。
これはシート状になっているため、それをそのままきれいに重ねていったり、何か他の食材を巻いたり、包んだりして食べることになります。
何に巻くのかはもちろん個人の自由です。肉でも、魚でも、野菜でも、なんだか何を巻いてもおいしくなりそうです。
一方、日本の箸を使って湯葉をすくい上げ、特に形にこだわらないものを「汲み上げ湯葉」と言います。
「引き上げ湯葉」の方が上品な感じなのですが、こちらはこちらで「引き上げ湯葉」とはまた違った、口の中でとろけるような食感がたまらないんです。
特に、生湯葉をそのまま食すことを「さしみ湯葉」といいますが、それに関しては、こちらの方が好みだという声が多く聞かれます。
私も大好きですが、わさび醤油で食べるさしみ湯葉は絶品ですよね。
また、生湯葉はどのようにすくい上げるか、だけでなく、煮る時間によって風味も違ってきますし、その厚さも人それぞれ好みがありますよね。
煮てすくうだけと言えばそうなのですが、作り方によって違ってくる部分が沢山あり、奥が深い食べ物です。
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乾燥湯葉
乾燥湯葉は、すくいあげた生湯葉を乾燥したものですが、一度にたくさんとったけど食べきれない時に、保存しておくことができます。
保存した乾燥湯葉は、しっかり密封して涼しい場所に置いておけば半年はもつと言われているので便利ですよね。
食べたくなった時は、そのまま何か味をつけてパリパリ食べてもよし、お湯につけてやわらかくしても良いです。
湯葉のように一つの食べ物でいくつもの味わい方があり、色々と楽しむことができるものってよいですよね。
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