金太郎は足柄出身?由来・伝説は?
2016/09/18
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皆さんは「金太郎」をご存じでしょうか?
「当たり前だ!」と言われてしまいそうですが、そうです。
桃太郎、浦島太郎と並ぶあの童話の「金太郎」です。
いつもまさかりを担げるくらいの力持ちの金太郎が、神奈川県の南足柄市の山奥で、熊と相撲取ったりして過ごしていた、というお話が一般的に認識されています。
主人公の金太郎は、強く、そして心の優しい男性の象徴して描かれています。
神奈川県の足柄市も、地域活性のため「金太郎のふる里」としてアピールしていますね。
では、実際、金太郎の童話は何が由来になっているのか、どのようなものなのか、調べてみたいと思います。
金太郎の由来・伝説

童話の金太郎の話ですが、足柄山で熊と相撲をとり、それに勝ってしまうほどの強者で、最後は「偉い人に仕えて、悪い奴をたくさん退治しました」といった具合に締められています。
金太郎の話は、実際の人やストーリー、そして架空の人(生き物)とストーリーがリンクしており、現実とフィクションがかなりごちゃまぜになっているようなので、整理してお話したいと思います。
まず、モチーフとなったのは「坂田金時」という人物です。この人は実在した人で、幼少期は「金太郎」と呼ばれていたそうです。
西暦976年に源頼光と出会い、力量を認められ、部下になったそうです。
ですので、童話の「偉い人」は源頼光のことである可能性が高いです。
源頼光の部下は、金時の他に3人おり、その4人の部下は四天王と言われていました。
坂田金時同様、他の3人も実在する人物とのことです。
そして、その後なのですが、源頼光とその4人の部下で、大江山に住む鬼「酒呑童子」を退治したと言われています。
鬼は実在しないと思われますので、この部分に関しては現実でなく、伝説なのでしょう。
そして、最後は55才で病気で他界する、という話として残されています。
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金太郎の母親
また、金太郎(金時)の母親に関しても、伝説が語られています。
坂田金時が実在したということは、当然母親も実在したことになります。
金時の母親とされるのが、遊女や役者をしていたと言われる「八重桐」という女性で、この女性と坂田蔵人が結ばれ、生まれたのが金時とされています。
坂田蔵人はとある理由から切腹をしてしまうのですが、その時に「死んでも八重桐の中に宿り、強い男の子として生まれてやる」と言ったらしい。
そして、夫の死後、八重桐に強い力が宿り、とても強い力を持った金太郎が生まれたとも言われています。
その強い力をもった八重桐が、「ヤマンバ」のモデルとなったとも言われているんです。
金太郎伝説は、どこまでが本当なのか未だに不明なところが多い話なんですよね。
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