台風とハリケーンの違いとは?
2015/09/03
日本における夏の風物詩と言えば花火が代表的ですが、この時期に必ずと言って良いほどやってくるのが台風です。
また、海外における台風のことをハリケーンと呼ぶのをご存じの方もいるかもしれませんが、この2つには果たして何らかの違いがあるのでしょうか?
気になったので、台風とハリケーンの違いについて調べてみました。
ハリケーンと台風の違いとは?
恐らく多くの方は規模の大きさによって分類されていると考えているのではないでしょうか?しかし、実際には規模の大きさなどではなく、台風やハリケーンの原因となる熱帯低気圧が発生した地域によって呼び名が変わっています。
海外のニュースなどでハリケーンの映像を見ると、その規模の大きさに思わず驚いてしまいますし、日本以上にさまざまな被害が生じることも多いことから「台風の規模が大きいバージョン」と勘違いしている方は多いですよね。
でも、実はこういうことなのです。
どのような場合にそう呼ぶのか

日本ではおなじみの台風ですが、これは太平洋北西部で発生した熱帯低気圧のことを台風と呼びます。
そもそも、なぜ台風という呼び名がついたのかということですが、これはギリシャ神話に登場する怪物デュポンが語源と言われています。
一方のハリケーンですが、こちらは太平洋北東部や大西洋北部、太平洋北中部を中心に発生した熱帯低気圧のことをこう呼びます。呼び名の由来ですが、カリブ海の邪神として伝わっているウラカーンから次第に変化したということです。
エリアをまたげば呼び名も変わる
先ほど、台風やハリケーンは熱帯低気圧が発生したエリアによって呼び名が変わると言いました。しかし、ここでよく考えてみましょう。例えば、太平洋北西部で発生した台風がその後北東部まで移動したら、その場合呼び名はどうなるのでしょうか。
結果から言うと、これは台風からハリケーンへと名称が変わります。極端な話かもしれませんが、エリアをまたげば呼び名も変わってしまうということです。
例え台風であろうがサイクロンであろうが、そのエリアに踏み込んだ時点でそれはハリケーンと呼ばれるということですね。
まとめ
ハリケーンと台風の違いは熱帯低気圧が発生した場所の違い、というのが結論です。今までもやもやしていた疑問が晴れたという方も多いのではないでしょうか?
私も今まで台風の規模が大きいバージョンがハリケーンだと思っていましたから、まさか熱帯低気圧が発生した場所だとは思いもよりませんでした。
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