ペルセウス座流星群は今年も極大を楽しもう

2015/08/10 2016/09/18

星空を眺めていると、宇宙の壮大さを感じてしまいます。
普段の悩みも、宇宙の前にはちっぽけなことのように感じられるかもしれません。
そんな素敵な星空にサーッと流れ星が流れるのを見てしまったら、もう気分は最高ですよね。

普段はなかなか見られない流れ星ですが、年に何回か非常に多く流れ星が見られる時期があります。
そのうちの１つがペルセウス座流星群の時期です。
夏の風物詩、ペルセウス座流星群についてまとめてみました。

ペルセウス座流星群って？

非常に多くの流れ星が流れる三大流星群があり、ペルセウス座流星群はその三大流星群のうちの１つとなります。
ペルセウス座付近を中心として、様々な角度に流星が流れます。

ペルセウス座流星群の母天体はスイフト・タットル彗星という彗星で、約135年の周期で太陽系を回っています。
スイフト・タットル彗星の軌道と地球の公転軌道が交わる時期に、彗星が残した塵が流れ星となって流れるのがペルセウス座流星群です。

ペルセウス座流星群の見頃はいつ？

ペルセウス座流星群は毎年7月中旬から8月下旬にかけて見ることができます。
流星群には流星数が最も大きくなる「極大」と言われる日があり、ペルセウス座流星群は8月13日前後に極大を迎えます。
必ずしも8月13日が一番流星数が多くなるというわけではなく、あくまで目安です。

前後2日間くらいも流星は多数見られるので、ご自身の都合や天候に合わせて観測日を決められると良いかと思います。
また、観測時間は深夜から明け方にかけてが良いとされています。

↑こちらの動画でペルセウス座流星群極大日にたくさんの流星が観測されるのがわかりますよ。

どのくらいの数の流星が見られるの？

国立天文台によると、1時間あたりの流星数は極大期において50くらいとなっています。
1分に１つあるかないかぐらいですね。

ただしこのデータは熟練者が夜空の暗い場所で観測するという条件でのデータであり、初心者が観測した場合、また明るい場所で観測した場合は50よりも少なくなります。

ペルセウス座流星群はどこで見られる？

明かりのあるところは必然的に流星が見えにくくなります。
人工的な光がある街中は避けて、出来るだけ暗くて視界が開けていて、星がたくさん見える場所へ移動して見るのが望ましいです。

観測方法は？

どの方向に流星が流れるのかわかりませんので、望遠鏡は使わず目視でずっと真上を眺めて観測するのが通常です。
立っていると首が疲れますので、寝袋等に入ったりして寝ころんで見るのが楽でしょう。

流星群は放射点と呼ばれる点から全方向へ放射状に流星が流れます。
ペルセウス座流星群の放射点はペルセウス座付近にあるので（それが名前の由来なのですが）、ペルセウス座をみつけて流星が流れるのを待ちましょう。

まとめ

普段はなかなか見られない流れ星ですが、流星群の時期は割と簡単に流れ星を見ることが出来ます。
自分も流れ星を初めてみたのは流星群の時期でした。
ドキドキして感動したのを今でも覚えています。
夏の思い出作りの１つとしてペルセウス座流星群の観測にチャレンジされてみてはどうでしょうか？
きっと素敵な思い出になると思いますよ。

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