すき焼き関東と関西の違い
2016/09/18
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冬になるとよく食べるすき焼きですが、関東と関西では味付けと調理方法が違います。
今日はその違いについてお話ししていきます。
関東のすき焼きの起源

関東のすき焼きというのは、江戸時代の末期に牛鍋として食べられていたのが始まりです。
その後、1923年の関東大震災をきっかけに、牛鍋屋が大災害で少なくなり、関西のすき焼きが関東にも出回ってきて、現在の関東のすき焼きが誕生しています。
関東のすき焼きは、割りしたを使った関東風すき焼きが主流となり、現在のすき焼きとなっています。
関西のすき焼きの起源
関西のすき焼きは、関東が牛鍋の時代からすでにすき焼きとして食べられていました。
関東と関西で別のすき焼きと呼ばれているのは、そもそもの始まりが関西は、牛肉を焼いて最初に食べてから野菜などを食べるのが本来の食べ方で、関東では、牛肉と野菜を一緒に入れて、味付けをして煮込んで食べるのが本来の食べ方でした。
同じ牛を使った鍋という点では一緒ですが、調理法が全く違います。
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関東と関西のすき焼きの違い
関東のすき焼きは、醤油・みりん・料理酒・砂糖・水を合わせた割したというものを煮込んでから、牛肉と野菜を一緒に入れて、煮込んでいきます。
最後に差し水をして完成です。
その点、関西のすき焼きは、最初に肉を入れてから醤油・砂糖で味付けをします。
その後、野菜を入れて、酒と水で調整します。
食べ方は、最初に肉を食べてからネギや豆腐にシラタキを入れて野菜などを食べていきます。
このように、関西のすき焼きが、関東の牛鍋とミックスされて関東独自のすき焼きが出来上がっています。
同じすき焼きでも、関西のすき焼きと関東のすき焼きでは、まったく作り方も食べ方も違っています。
簡単に言うと、関西風すき焼きは割りしたを使わないすき焼きで、関東風すき焼きは割りしたを使ったすき焼きと言えます。
関東風すき焼きは、醤油味が結構濃いのが特徴です。
九州では、どちらかというと関西のすき焼きを好んで食べている人が多いです。
東京などで食べるすき焼きはほとんどが関東風すき焼きの作り方で食べることが多いのですが、店によっては関西風すき焼きを出すところもあります。
一般的に多いのが西日本では、最初に肉を焼いてから、野菜を入れていく関西風すき焼きを好んで作る家庭が多く、東日本では、割りしたを使って、最初から牛肉と野菜を一緒に入れてから煮込んで食べる家庭が多いように見受けられます。
どちらも食べたことはありますが、関西風すき焼きには関西の良さがあり、関東風すき焼きには関東のよさがあります。
どちらとも、美味しく食べることができます。
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