お月見の意味とは?
2015/08/01
暑い夏が過ぎ、夜風が心地よい秋になると、行われる行事といえばお月見ですよね(^^)
今回はそのお月見をする意味について、歴史を踏まえてご紹介します。
お月見の意味について言われていること
まず、現代では月を眺めて楽しむという秋を連想させる1つの行事として存在するお月見ですが、一般的にお月見をするという事は、その年の秋に収穫があることを感謝するという意味、そして、来年も豊作であるように、と願う意味があるといわれています。しかし、中にはこのような意見もあります。
・収穫ではなく健康や、成功、幸せを願う
・月を鑑賞しただ楽しむもの
本当のお月見の意味を調べてみました
まずは歴史から紐解いていきましょう。
実はお月見のルーツは現在でも判明しておりません。
古くは唐代、日本では縄文時代から等、色々な説があります。
その中で有力な説を挙げます。
近年、有力な説として、お月見は中国から伝わってきたという事です。
昔から中国では月を眺め。愛でる「望月」の文化があります。
そして、この文化を遣唐使が日本に伝えたのです。
遣唐使を通じて日本にお月見が伝わったのは平安時代からです。
平安時代でのお月見は、十五夜に貴族が水面に映り揺れる月を見て
和歌を詠み、お酒を飲むなど、貴族の風流な過ごし方の1つだったのです。
その風習は江戸時代に庶民まで拡がったそうです。
当時、庶民は月の満ち欠けによって、作物を植える時期や収穫出来る頃合いなどを判断していました。
そのため農業において、収穫に適した秋に感謝するという事になったのです。
また、お月見の際にお供えする月見団子が出てきたのは江戸時代の後期です。
月見団子を供えることによって収穫を祝うという他に、白い月見団子は満月を形にしたもので、これから健康でいられるように、成功出来るように、幸せになるように等の願いが込められています。
従って、月見団子を食べることにより、物事をやり遂げることが出来る、健康に過ごせるようになると信じられてきたのです。
まとめ
古来より現代と同じくお月見とは月を愛で、風情を楽しむものとして存在していました。
後になって、収穫できる事を感謝するという役割も担ってきたというわけです。
そして、月見団子を食べることによって、成功や、幸せ、健康でいられるという意味合いもあるのです。
現代では、涼しい秋の夜空に浮かぶ月を見て、秋を感じ楽しむという行事になっています。
この過ごし方は、歴史から見ても正しいお月見の過ごし方だったというわけです。
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