松葉ガニと越前ガニの違い
2015/10/09
日本でもかにはいろいろと食べられていますが、その中でもズワイガニは場所によって呼び名が変わってきます。
松葉ガニも越前ガニも見た目ではあまり判断がつきにくいもので、どちらもズワイガニです。
なぜ、このように2つの呼び名があるのかですが、各漁業地域でのブランド化がこの2つの呼び名を招いていると言って良いでしょう。
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松葉ガニと越前ガニの歴史

松葉ガニと最初に呼ばれたのは、1782年の鳥取藩の筆記係である山田佐平太が書いた書物の中に松葉ガニと書かれています。
1912年ごろから本格的に始まったと言われています。
越前ガニはもっと古く、1511年に三条西実隆が書いた書物に書かれています。
そもそも、代々の天皇陛下に献上するかにとして、1922年から毎年、越前ガニは献上され続けています。
松葉ガニと越前ガニの違いは産地
松葉ガニと呼ばれているのは、山陰地方(鳥取)で取られるオスのズワイガニのことをそう呼んでいます。
越前ガニと呼ばれているのは、北陸地方(福井)で取られるオスのズワイガニのことをそう呼んでいて、メスのズワイガニは、セイコガニと呼ばれています。
そもそも、松葉ガニと越前ガニの違いというのは、取れる産地が違うことが一番です。
鳥取県で取れたズワイガニを松葉ガニと一般的に呼ばれています。
福井県で取れるズワイガニを越前ガニと一般的に呼ばれています。
松葉ガニの方は、解禁時期が11月6日で、越前ガニの場合は10月1日となっています。
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松葉ガニと越前ガニの違いといえば、産地の違いが一番で、同じズワイガニであることは間違いありません。
越前ガニには、本物には、1989年ごろから黄色いタグがつけられるようになって、本物の越前ガニとしてブランド化されています。
松葉ガニは、他のズワイガニと違って、ほんのりと甘味があるのが特徴で、この甘味は松葉ガニでないとでない味です。
松葉ガニには、タグが付いているのと付いていないのがあります。
タグが付いているのは、産地がしっかりとわかり、カニの質が非常にいいのでその分値段もあがります。
越前ガニは、通常冷凍されて水揚げされますが、この蟹に関しては冷凍しないで生のまま、水揚げされるので、その味は他の冷凍ズワイガニより美味しいと言われています。
最近、いろいろな国から冷凍のズワイガニが輸入されていて、松葉ガニと越前ガニと冷凍のズワイガニとでは、味が全く違います。
その違いを知るためには、名前をつけてブランド化されるのは、消費者からすると判断するには非常にいいものです
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